黝い太陽の雫

気分気侭のブログ

御節介

最近、周囲の目が気になる。物理的に見られて居るのではないか等という話ではなく、周囲の人間に如何思われて居るのかである。それが気になって仕方が無い。リアでもそう、何処の垢でもそう。仲良く話してくれて居るのはただの上ッ面で、本当は裏で文句を言われて居るのではないか、という変な考えまで脳裏をよぎるようになってしまった。大学でカウンセラーとして働いて居るY先生によれば、十代は特にそういう事が気になる御年頃なのだそうだが。

そんな事を考えて悶々として居る張本人は、もし他の人から同じ様な内容の相談が寄せられたらこう答える。嗚呼勿論、敢えて全て言う。

自分でも嫌な奴だとは思うけど。

 

周囲の目を気にして生活してたらまず君の身が持たないよ。それに生活そのものが成り立たない。

何事も面白くないし?人生楽しんだ者勝ちと考えたら良いじゃん。

素の自分を曝け出すのは怖い、その気持ちは分かる。私もそんなに全てを曝け出せる程オープンな奴じゃないから。でも、少しだけでも、何割かだけでも素を出してみてそれで離れて行くのであれば、其奴とはそれまでだったんだよ。其奴にとって君はそれまでの存在だった。

確かに離れられるショックは分かる。貴方の御気に召す子で居た方が良かったのかとか、何がいけなかったのか教えて欲しい、良い子になるからとか、そんな風に思ってしまう気持ち全てを否定する訳ではない。

でも、最初に行った様にそれじゃ君が持たない。仮面を被り続けてでも嫌われたくないの?仮面の君を好かれても、虚しいのは仮面を被った本体である君じゃないのかい?そもそもそれって本当に好かれてるって事なのかな?

怒ってても病んでても元気でもテンション可笑しくても、君が君で在る事に変わりは無いんだよ。本当の顔も御互い知らないで、本当に友達と言えるか如何かも分からない様なグループで愛想笑い浮かべてるよりもさ、本当の顔を知っても離れないで居てくれる一握りが居れば十分だと思うけど。其方とつるんでる方が余程楽しいよ。本当の自分も出せずに終わるの何かつまんなくない?それだったら、素で居られる人達の所で馬鹿やった方が面白い、と私は思うけどな。

勿論、結局如何するかを決めるのは君自身だけれど、でも此れだけは言っておくね。

怖いかもしれないけど、ちょっと勇気を出して顔を上げて御覧よ。現に貴女にはそう居てくれる人が居るでしょ?何時も傍に居てくれてるよ。きっと貴女の事だから、言われなくても見失ってる訳じゃないとは思うけどさ。

取り敢えず、真っ二つに折れた橋の半分は此方で持っておくよ。君が橋をもう一度掛ける気になったら応じるかは考える。だから今は、君がその気になるか如何かも分からないけれど、それまでの間は此方も考えておく。

変な御節介焼いて御免ね。

 

 

 

御粗末