黝い太陽の雫

気分気侭のブログ

9.1.2018

却説、葉月が終わってしまった。先月中には書く心算で居たのに気が付けば長月。今月一発目の記事がこんなに暗い記事に成ろうとは、今月の目標はもう少しこまめに記事を更新する事か。


以前から今に至る迄、云われた言葉が忘れられない。頭を離れない。
二人目の元恋仲と居た時代の晩年、私が病んで死垢を使ったら「伝える気ゼロ」と怒られた事。私と居て私に愛してるって言っておきながら、男への片想いは辞められなかった癖に。
愛してるの言葉が嘘だったとは思わない。其れが嘘ではなかったのは何となく理解る。でも、男を愛するのを辞められなくて、性別が違うからセーフ何て言って私に恋愛相談を持ち掛けて来てさ。四年も片想いし続けて、そりゃポッと出でたかが一年位一緒に居た私が奪える訳も無かったんだろうけどもさ。でも、だから幾ら欲しい欲しいと願っても叶う事は無いから、云ってももう如何しようも無いから隠したんじゃない。私がどれだけの思いして相談聞いてたかも知らない癖に。元々同性は恋愛対象じゃなかったみたいだし?
死垢使ってたってその垢に一人でも縁者が居る以上見られるのは当然の事だと思ってる、でも伝える気ゼロ何て人の事後ろ指差すのに態々死垢の巡回に出てた貴女も貴女じゃないの。
嗚呼、言ってる事滅茶苦茶かも知れない。

其れから、四人目の元恋仲と居た時。
私の言葉に「如何だか」と言われた事。私は其の時其奴が好きだったのに。本気で愛してたのに、捨てられるのが怖くて、嫌われるのが怖くて。好きだよって言ったのに、「如何だか」何て悲しかった。

五人目。「待たせるのが心苦しい」「価値観が違う」と振られた事。正社員をやるようになってから待たせるのが心苦しい気持ちは少しは理解した心算。でも矢っ張りだからって恋人の手を離すのは如何かと思う。し、価値観の相違で別れるモノなのかなって。少し位価値観が違う方が互いの刺激にも成ると思うし。此れは私の押し付けなのかも知れないけど。
後日、とある縁者に相談したら「其奴の価値観の中で譲れない事が食い違ってたんじゃないか」と言われた。其の譲れない事って何、何て訊く暇を彼奴は呉れなかった。

六人目。
好きだよって云ったら、「そんな事ある訳無い」「騙されない」。「如何だか」って言葉を彷彿とさせたし、其の言葉よりももっと悲しかった。


恋人云々から離れるけど、 以前、晩御飯の配膳を手伝って欲しくて親父と喧嘩した時、「会社と学校を一緒にするな」「御前は何もしてないんだから其れ位遣れ」と云われた。
私は会社と学校を比べて然う云ったんではなくて、私だって其の日は平日だったから学校へ行って疲れてるんだし、二人で遣った方が一人で遣るより疾く配膳出来て其の分早く御飯を食べられると思った。だから自分だけふんぞり返ってないで手伝って欲しかった。唯其れだけだったのに。
其の言葉が忘れられないから、仕事を辞めた今、又云われるのではないかとか思われて居るのではないかと内心。

前回記事に書いた薬は最近は飲んで居ない。吐き気止めにも使える安定剤の筈が吐き気を抑える効果しか効能が現れなく成り、仕事を辞めた影響か吐き気自体感じる頻度が少なくなって来たからだ。其の所為か、不安定に成る時は凄く不安定。
別の薬に乗り換えてみようかな、何て思いつつどんなのが有るのか理解らないので如何したものかなぁ、等と考えて居る。

7.29.2018

しんどい。限界なのか如何かは理解らないけれど、最近飲んで居る薬の影響も有ってか全体的な目で見れば安定して居るかも知れない。

何がしんどいのか、一つ一つ考えていこうと思う。

 

先ず、会社。出社するのがしんどい。前日の夜や当日の朝になると吐き気がする。腹痛も有る時は有るかも知れない、が、まぁ其れは元々御腹は弱いので何とも云えない処が有る。

不登校に成る、或いは成った学生の話を聞く機会は少なくないが、其れと似た様な感覚かも知れない。嗚呼、不登校にはなった事が無いので本当にそう成った経験の有る人達に失礼なのかも知れない、でも本当に本当に如何しようも無く行きたくない。暴力を受けて居る訳ではないし、理不尽に怒られて居る訳ではない。否此れは嘘だけど、勤務時間中ずっとと云う訳でもない。怒られたとしても朝一時間一寸の事だ。

其れが終われば移動先に居る先輩は優しい。「急いで覚えようとしなくて善いよ、そんな事しても覚えられないだろうから」と、最初の方は手順を示したプリントを用意しておいて呉れて、「理解らなく成ったら見ながらで善いよ」と言って呉れた。恵まれて居ると自分でも思う。でも、如何しても行きたくない。

此れは誰にも話して居ないけれど、朝会社に着いてから仕事が終わる迄途方も無く長く感じる。つまりは其の間ずっと、昼休憩を除外して恋仲と話せないと云う事に成る。「待たせるのが心苦しい」、二人前の元恋仲にそう言われて振られたが、其の気持ちは最近よく分かる。

其れだけでなく自分も寂しくて堪らない。恋しい。

でもだからと云って其れがまかり通っていたら世の中労働基準法が滅茶滅茶だ。そんな事は云われなくても理解って居る。

 

次に、前回記事にも書いたが、「恋仲又は大切が居る時期は其奴が抱える苦しみから自分の全てを賭けて救ってやりたいと願って居るのに、そんな勇気も覚悟も有りはしない無責任野郎」だと云う事実。本当に本当に、心底自分が嫌になる。だから、私は心の底から自分が嫌い。

 

それから、此れも前回記事に書いたが「善い子」で在ろうとしてしまう事。もう善い加減辞めたい。前回記事は水無月の二十三日に成っている。一ヶ月以上が経っているのに何も解決して居ない。嗚呼、腹立たしい。自分が心底腹立たしい。

 

そして、然う云う色々な事が積み重なって。自分が少しでも「頑張って来た」と思える事全てから今は目を背けて逃げ出したい。頑張る事に疲れてしまった。

縁者の事ならば。今迄はアカウントを消すなりログアウトするなりして、話したい奴と話したい事だけを話して、眠く成ったら携帯をほっぽり出して唯只管に眠ってストレスを発散すれば善かったのだから今よりかは楽だった。でも会社は然うはいかない。だからしんどい、凄くしんどい。

今私がしんどくなって居る場合ではない事位、どなた様に指摘されなくても理解って居る。だから焦燥感だけが胸中を占める。否言い過ぎた。上記と矛盾が生じる。でも焦燥感が無い訳ではない。早い所如何にかしなければ、と云う思いは有る。焦る。

 

問題が山積みだ。其れ等を如何にかしようと抗う事さえ疲れてしまった。救いようが無いとは此の事だろう。

 

嗚呼、

6.23.2018

前回記事に書いた放浪だが、説教を受けずに済んだ。それどころか普通に家の中から「お帰り」と返って来たものだから拍子抜けしてしまった。

それから塩檸檬味のじゃがりこはなかなか美味しかった。あれは気に入った。

 

却説、久し振りの更新になる、様な気がする。今回は相当長くなりそうだ。

私は寂しがり屋だ。直ぐ拗ねるただの餓鬼だ。恋仲又は大切が居る時期は其奴が居ないと駄目になる。何かしながら通話されるとちょっと面白くない。甘えられても如何甘やかせば其奴がちゃんと甘えてくれるのか分からない。でも自分は甘えたい。今に始まった話でもないのだが、でも全て矛盾して居る。嗚呼、矛盾人間だ。何時だって矛盾して居る。世の中から見ればこれは可笑しな話なのだろうか。

今は今の恋仲をだが、恋仲又は大切が居る時期は其奴が抱える苦しみから、自分の全てを賭けて救ってやりたいと願って居るのに、そんな勇気も覚悟もありはしない無責任野郎だ。

何が自分をそんなに踏み留まらせているのだろうか。罪悪感?又は本能的な何か―「良い子」で在ろうとする自分?嗚呼、だとしたらもう疲れたのに。

前者ならば誰に対して?課長、先輩、両親、伯父、おばさん、従兄妹、母親の友人、叔父、小学校時代の友人達の母親達?

後者ならば前者の人達に加え友人(少なくとも私はそう思って居る)、元大切、もう挙げ出したらキリが無い気がする。其奴等の視線が怖い。信じ切れて居ないのだろう。それに加えて死ぬ程自分に自信が無いし、その癖して自分の周囲の人間達の中で自信喪失に陥って居る、又は自分が自分嫌いに「もっと自信を持て」と自分の事を平然と棚上げのだ。

却説、話は変わるが、駄目だなぁと感じる事は多い。死ぬ程自分に自信が持てない事もそうだが、周囲の視線が怖い、テンションが可笑しくなると笑いが止まらない時もあれば涙が止まらない時もある、酷い時は刃物を握り締めるようになった。握るだけで済むならまだ良いが、実際当てる時もある。傷も付けた(否、猫に引っ掻かれた水膨れになっちまった程度の何て事は無い小さな傷だが)。そして何より、「良い子」で在ろうとしてしまう事だ。自分に自信が持てない事にも、周囲の目を気にする事にも、そして「良い子」で在ろうとする、否してしまう事にも。もう疲れてしまった。疲弊、という言葉が似合うかもしれない。なのに、辞められない。当の私としては今直ぐにでも辞めたいのに。

偶に、何処かへふらりと放浪してしまいたくなる。自分では何処かも分からない場所へふらりと片道切符で。否、何処かも分からないそんな場所何て実際無い。分からなくても案内板で帰れるし、それが無くても駅員に訊ける。駅員何か居なくても今はスマホという便利なツールがある。Yahoo乗り換え案内やナビタイムといった便利なアプリがあるのだから。そうでなくても防犯カメラだらけだし、捜索願いでも出されようものならあっと言う間に追跡されるであろう事も分かって居る。そこまで馬鹿ではない。

 

皆に如何思われて居るのか。私は聡い方ではないから。言葉にされないと分からない。言ってくれなきゃ分からない。でも、だからと言ってはいそうですかと言って貰える程世の中の人間は甘くない。だから、怖い。放っておいて欲しい。誰も私の中に入って来ないで。近付かないで、触れないで!

だから中身垢を消した。今残して居るのは大切な人との垢と一人垢、それからパスワードの分からない帽子垢が一つ。その三つだ。あとは全て消すかログアウトした。暫く放っておいて欲しい。

中身を復活させたのは、こうして今の状況を此処に書いて吐き出したかっただけだった筈が、これをお知らせ代わりにしようと思い付いたからだ。やっぱり、人の目が気になって。嗚呼、嫌だな。

本当は全て消すつもりだった。でも、そこを消したら二度と繋がれない最後の砦だから。結局ログアウトに留めるしか無かった。

流離

却説、少し前から企てて居た放浪の旅を遂に実行した。残念ながら始発に乗るのは断念したが、午後になってから何処へ行くのか何をしに行くのかも告げず無言で駅へ向かった。
駅が近くなるにも関わらず行き先は決まっておらず、取り敢えず最寄り駅のコンビニを覗いたら塩檸檬味なるじゃがりこを見付けたから買ってみた。時間と胃袋に余裕があれば食べてみるつもりだ。
それからと或る目的が出来た。と言うか欲しい物が出来たのでそれを探しながら放浪してみる事にした。
結局、何時も使って居るのとは反対方向の電車に乗り、下車した駅で他の店に寄ってみるも見付からず、そのすぐ近くのセブンイレブンへ入ってみるも見付からず。代わりに今度は鉄鍋餃子味なるじゃがりこを見付けたので衝動買いした。
お金貯めたいのにこれは不味い。自覚はある、如何にか欲を抑えなくては。でも探してる内目に入るのだから仕方が無い。
結局その後も小さな売店、LAWSONと寄り道を繰り返したが見付からず終い。
自分が家を出て向かったのとは反対の方角にあるHACドラッグとセブンイレブンにも寄ったが此処も無し。ちょっと帰って調べようと思う。

今まで無言で出掛けた事は無い。生まれて初めてだ。心配を掛けるかも、等といった罪悪感が無い訳ではない。けれど、結局何処かで良い子で居ようとする事に疲れてしまった。否疲れたなら辞めれば良いという話なのだろうが、前回記事に書いた通り私はそんな自由で突飛な奴じゃない。何処かの空を翔ける龍に言わせれば下らないのだろうけれど、会社辞めたいから辞めるだとか、それこそ駆け落ちするといった自分のこの先の人生を左右する筈の大きな決断を独断でして、でもその日暮らしでも臨機応変に、そして果敢に対応する事の出来る自由で突飛な奴で居たかった。
だからこれは、今の自分が出来得る限りの反抗だ。
放浪先やその目的はきっとこれからは様々になっていくかもしれないけれど、きっとこれしか出来ない。そして回数を重ねるならば定期区間内でしか出入りしないようにするのだろう。面白みは無いかもしれないが、普段降りる駅周辺にどんな店があったか改めて確認はしておきたいからそれはそれで悪くはないと思う。
取り敢えず今日は家に居たくなかった。帰ったら説教タイムだろうか。

努努 -ゆめゆめ-

最近、自分の短所がどんどん浮き彫りになっていく感覚がある。要領も物覚えも悪くて馬鹿で鈍感だから人に迷惑を掛けまくるしだから足を引っ張る。

何と形容したら良いだろうか、自分の短所を一つ一つ文字に起こしたプラカードをお面にして額に被った全身真っ黒の人物が自分の中で次から次へと現れて居る感覚。「要領が悪い」、「鶏頭」、「鈍感」、「馬鹿」、「落ち着きが無い」、「情にほだされ易い」、「人に絆され易い」、その他諸々のそういった人物達に対し、傷だらけになった自分が一人一人に向かって解決法を叫びながら石を投げ付けて追い払って、を繰り返す。気付けば手元には投げる為の石が無くなっており、そういう時の自分はそういう自分の短所達に向かって「全員死ねば良い」と、耳を塞ぎながら叫び喚き散らして居るのだ。

そうなった時の自分は思考回路が持ち主の手を離れ可笑しな方向へと一人歩きを始める。自分が普段携帯して居る或いは世話になって居る薬に、そして何時も職業柄使用して居るカッターに目がいく。恐怖心は二の次。何が最も勝るかって、興味だ。今斬ったら如何なるのか、斬ったら安心するという言葉を思い出すから、本当に自分の血液を見て(?)安心するのかといった好奇心と小さなSOSでそういう衝動に駆られる。

薬を飲もうにも、赤玉と柴朴湯、柴胡桂枝湯に関しては如何なるのかといった情報を全く目にして居ないから矢張り怖い。EVEA錠に関しては少し多目に飲んだだけでも短時間の聴覚障害らしき症状が現れるらしいので普通に却下。結果何をどの位飲んだら良いのか分からない。

刃物に関しては、痛いのは嫌いだから躊躇う。なかなか力を入れられないし、斬れてもきっと家で飼っている猫に引っ掻き傷を負わされた様な外見にしかならないと思って居る。

いざ衝動のままに身を委ねてしまおうとしても、結局何処かで理性が働いて自分でストップを掛けてしまう。リスカやODは兎も角としても、自分が如何しても嫌で逃げ出したい事だって素直に言えないのだから本当に如何しようも無い。何処かで本能的に良い子で居ようとして居るのかもしれない、小学校低学年の頃虐めに遭って居た時も、腹に拳を入れられたり脛を蹴られたりして学校へ行くのが嫌だったけれど、その事実すら担任から家に電話がいくまで言い出せなかったから素直に逃げ出したい気持ちを言い出せた試し何て無かった。

刃物と薬に関しては、とある可愛い自慢の姫様と呪いの約束を交わして居るからそれも何処かでストップを掛けているのだろうと思う。

姫様との事なら兎も角としても、そうではないのに良い子で居ようと自制をかけるのも疲れてしまった。

最近よく聴く音楽にこんな歌詞がある。

 

 

今が無理なら焦る必要は無いけど

だけど凄いパワー持ってんだ

だから出してこう! 出してこう!

見えない恐怖で歩く勇気が無いんだろ?

ならば俺等が光となってso照らしてやる!

照らしてやる!

だから言わんでくれ

「如何せ俺は」とかいうの

まだだ! まだだ!

やってみなきゃ分からんぜ!

分からんぜ!

先の保証は何処の世界にも無いから

だからそれ求めてやってちゃ絶対デカくはなれんぞ!!

 

 

デカくなるつもりは無いけれど、でもその「先の保証」を求められるあまり、そして本当に文字通り先が見えない恐怖があるのも確かで、だから反抗し切る事が出来なかった。

多分私は、お先真っ暗な世代の中でもそんな事実何処吹く風、と自分がそうしようと思ったらすぐに実行してしまえる位自由で突飛な奴で居たかった、否今も居たいんだと思う。確かに年には逆らえないかもしれないけれど、二年後にはデカくなれそうな奴になって居たい。

たかが二年で何が変わるのか自分でも分からないが、その歌にはこんな歌詞もある。

 

 

現実味無いとか時間の無駄とかもし誰かに言われたなら

悔しさ押し殺し明日のバネにして

しっかり夢(ビジョン)を叩き出せ!

夢は逃げないよ

勘違いしてるんじゃない?

そうさ

逃げるのは自分自身

ねぇそうだろ?

皆如何なの?

辛いにプラス一してso幸せ掴み取れ

今だ! 今だ!

動き出せ!

やったろうや! やったろうや!

 

 

現実的ではない、というのは確かに言われたしその通りだと思う。けれど行き当たりばったりも悪くないという事を教えてくれた友人が居る事も確かだ。人生まで行き当たりばったりで暮らしてみたい。

この歌、ONE OK ROCKの努努という曲だが、これに随分と励まされて居るのは事実だ。

 

 

夢は見るモンじゃなくso叶えるモンでしょ?

だから叶わない夢は夢とは言わない

それでも人が「夢は夢」だと言うなら

まずは俺等が先人切って笑い飛ばしてやる!

飛ばしてやる!

松阪牛ステーキ味

昨日、日帰りで少し遠出をした。行き先は大阪、途中まで電車で向かってそこから新幹線で旅をした。

途中停車駅は名古屋と京都。乗る新幹線によっては浜松や静岡にも停車をする。京都や静岡、名古屋等その辺は知人の住んで居る場所だったりしたので何だか複雑なよく分からない感情を覚えながら窓の外に見える駅のホームを眺めて居た。

所要時間は二時間から二時間半前後。その時間内は座って居るしか無いので自由時間があってそれなりに嬉しかった。ただ。唯一の失敗は自分の分の昼食を持って来なかった事。仕方が無いので車内販売で買ったのだが、その売り物は松阪牛ステーキ味と塩味のチップスター、サラダ味のじゃがりこ、さして美味しくもなさそうなカツサンド、酒瓶らしき瓶、エナジードリンクの缶、卵、それから真空パックですぐに食べられないシュウマイ弁当。又々仕方が無いので無難にサラダ味のじゃがりこを買った。

本来であるならば最寄り駅の時点で始発に乗る筈が、それを逃したので慌ただしく家を出た。その所為で新幹線でその時間を迎えるまで何も食べられなかったのに、漸く食べられたのがじゃがりこ。自分でもだいぶ身体に悪い自覚はあった。

でも、携帯触ってても誰に文句を言われるでもない、一時間程度だが眠ければ眠れる、食べ物はロクな物が売っていない無い訳ではない、御手洗いもある、年と嗜好によっては喫煙ルームもある、

そして帰りは散々愚図った挙げ句、ギリギリに売店で土産に例の松阪牛ステーキ味のチップスターと自分の夕飯にスモークチーズ味のじゃがりこ(笑)を買って飛び乗った。その新幹線の中でスモークチーズ味のじゃがりこを食べ終わってしまったので、お土産と同じチップスターを試しに食べてみたのだが、あれは正直口に合わなかった。あれが家族に食べられる時は傍観を決め込もうと思う。

何はともあれ、新幹線の旅も偶には悪くないと思った。

5.17.2018

この先続けて居られる自信が無い。

行き成り弱音から入ったけど、就職すると決めて入社してから一ヶ月。文字通り右も左も理解らなかった時と比べれば、決して多くはないのだろうけども、覚えた事はちゃんと有る。
其れでも、親戚にも、親の友人にも、そして嘗ての教師にさえ散々応援されて送り出された手前如何すれば善いのか理解らない。親戚で飲み会?を開いて祝われたし、そこ迄されておいて逃げられなくて、でも逃げたいのも本当で。
「期待が重い」と云う言葉は何処かで聞いた事の有る言葉だが、正に其れなのかも知れない。期待されたって、鶏頭で要領が悪くて不器用で在る事は許されない。
建物の中にはパートさんも居る。其の人が居る課の中でも二番目位にはベテランで残業も二十一時過ぎまでバリバリやってる人。確かに、初めてやる事なのだから覚える事は少なくない。其れは当然の事としても、そこに居ると其の「覚える」事に対して凄く焦りを感じる。早く覚えないと、早く出来るように成らないと、間違えたら怒られる、そんな風に思えてならない。パートさんだからか、「社員さんなんだから」とよく言われる。社員だから早く覚えないといけない?社員だから間違えたらいけない?
唯でさえ要領が悪くて鶏頭で。だから覚える迄時間が掛かるしその間は間違えるし。そして覚える事に対して焦ると逆に間違えるし忘れる、何時も出来る事も真面に出来なく成る。だからなのか朝会社に着いて其の人と顔を合わせて話さなければならないと思うと泣きそうに成る。しんどい。
今居る所では「焦らなくて良いしそんなに沢山詰め込んだって覚えられないでしょ」と急かさずに居て呉れる事が迚も気が楽で。でも、其の朝が何よりしんどくて憂鬱で。
私の通って居た高校は、一貫ではないけれど幼稚園から大学まで付属で、其方なり外の大学なり専門学校なりへ進学する人が実に九割半を占める。私が就職すると決めた時の担任は教員を始めてから一度も就職希望に出会った事が無いと言って居たし、その希望を出す生徒が現れるのは十何年かに一度位の割合らしい。散々彼方此方から求人票を取って来て呉れて、ハローワークとも連携して呉れて、面接練習もして呉れて。幸い、印刷課と違って休みが土日祝日のみだから未だ報告しに行って居ないだけ良いと思って居る。報告しに行ったら其れこそ後戻りが出来なくなる様な気がして居るし、報告した所で続けられなく成ったら合わせる顔が無い。
職業柄カッターを持ち歩くもので、ふと手首を見下ろしては此れからの季節地獄だろうと諦めたり、最近は道を歩いて移動する事が多いので通る車の車輪だったり行き帰りは線路を見詰めては何を考えたんだ莫迦莫迦しい、と首を横に振る。私があの子の隣に座る事をあの子が許して呉れて居る間は三途の川の世話には成りたくないし、成るならあの子を連れて逝くから一人では逝かない。然う、何度も言い聞かせ乍ら移動する事が増えた。
此方で欲しい金は最低でも引っ越し料金。良さ気な教習所が有れば授業料。後は今迄貯めて来た貯金が有れば其れで良い。