黝い太陽の雫

気分気侭のブログ

懺悔(擬?)

一つ前の記事にも書いたが、自分が屑な自覚はある。俺は屑だから、何て言うと大概「そんな事無いよ」何て言われるし、人によっては「俺の方が」何て抜かすのも居るが、此処まで来ると、だから言ったじゃん、とも言いたくなってしまう。無論だからと言って、全て自分が悪いのだから開き直る事はしないが。
今までの恋仲歴にも書いたが、恋仲が居る状態で目移りしてしまったのは三回目だ。その事実に気が付いた途端、屑の権化という表現が一番正しいのだろうと思うと酷く嗤えて仕方が無かった。
罪悪感が無い訳じゃない。気移りしてしまった相手への気持ちを表に出す事だって本当は申し訳無いと思いながらも抑えられずに居るだけで、その前に一緒に居た恋仲も見て居る場所であるならば尚の事だ。
「ずっと一緒に居る」。例えその言葉は約束出来るものではなかったのだとしても、その言葉を吐いてしまったが故に約束を果たせなくなってしまうからそれが何より申し訳無いし返す言葉も無い。
私が好きになった人達は、約束出来る言葉ではない事を私自身は弁えて居ながらそう言わなくては落とせない様な奴も居たのもあるかもしれない。私の言葉を、気持ちを信じて貰えず、否、もしかしたら信じては居たのかもしれないけれど、それでも突き放されるのが怖かった。「他にも良い人はゴロゴロ居る」といった趣旨の事を好きな奴に言われるのが酷く恐ろしかった。
唯一、恋仲であった内に会えた二人目にそれを面と向かって言われた事があるものだから結構真面目に言われたくない言葉の一つ。恋仲であれ友人であれ、自分で望んでその関係で居続けて居るのだからそうは言われたくなかった。
半年のブランクを経た後の恋仲の時、「根掘り葉掘り訊かねぇ珀黝の傍が落ち着いた」と言われた。その時は知りたくても訊くなと言われた様なもので、だから我慢をするしか無かった。だから嫉妬や束縛、独占を求めてしまうのだろうけど、結局、傍に居るにつれ色んな事をあれこれ訊かれるのが嫌になっていった。
自分は例え恋仲でも言いたくない事はあるタチだ。後になって漸く言える事も無きにしも非ずだが、相手の方からそれをあれこれ踏み込まれる事が嫌いで苦痛で。踏み込まれたくない事、言いたくない事もあるという事を弁えてくれる人の方が居心地が良いのかもしれない。否、監視癖のある自分は人の事は言えないし棚上げして居るからちょっと駄目なのだが。でもそれを言葉に出すという事は疚しい事があると言って居る様に思えてしまって言える訳も無く。言葉を、気持ちを信じて貰えぬ事が辛かったのに、自ら信用を落とす様な真似をして居る様で尚言えなかった。
只一言、ごめんね、しか出ては来ない。